クロスカブのスプロケ交換でクロスカブを街乗り仕様に最適化する！

以前に購入したクロスカブですが、1速がすぐふけあがるのが気になっていました。2速発進してもいいくらい。

そう思っていろいろググってみると、やはり同じように感じる人が多いらしくクロスカブ110のスプロケ交換は定番カスタムのようでした。
そんなのやった事ないですが、部品も安く、手もちの工具で簡単にできそうなので自分でやってみることにしました。

スプロケット交換とは

スプロケットとは、エンジンの回転をタイヤに繋げる歯車の事です。

チェーンのところにある、あの歯車です。自転車でいうと「前のギア」です。

これを歯車の歯を標準14個（14Tといいます）から15個（15T)にします。
歯車が一周回った時に、14Tより15Tの方がチェーンが多く回ることになります。15÷14＝1.0714・・・となり7%ほどチェーンが多く回ります。

そうすると、同じエンジンの回転数の場合、7%分だけ走行速度が上がることになります。例えば1速で20km/hまでだったところが21.4km/hまで引っ張れます。また4速で60Km/hまで出すと標準のスプロケだとかなりエンジン唸ってますが、スプロケを交換することによって60km/hだしても、55.8Km/h相当のエンジン回転数でいけます。（我ながらわかりにくい説明ですみません）

理屈上、そうなるはずですが実際のところどうでしょう？では早速やってみましょう。

用意したもの

純正が14Tなので歯車を一つ増やした15Tを購入。

16以上は他の部品（チェーンガイド等）も必要となるため、口コミで一番簡単でちょうどいいらしいこちらに決めました。

作業工程

チェーンカバーを取り外す

まずはチェーンカバーを取り外します。4箇所のボルトを外しましょう。

はい、チェーンが剥き出しになりました。

プレート（ヒールガード）を取り外す

プレートを取り外します。

上下のボルトのサイズが違うので注意。上は14mm、下は12mmです。

このようになります。

スプロケカバーを取り外す

次にスプロケットカバーを外します。

こちらは上下同じサイズの8mmボルトです。

純正スプロケの取り外し

純正のスプロケットが姿を表すので、取り外します。

この2つのボルトを外しましょう。

ボルトが外れたら、プレート外します。溝に合わせて引っ張ると手で簡単に外れます。

プレートが外れたら、チェーンごと手前に引き抜き、下から引き抜きましょう。

新しいスプロケの取り付け

取り付けは取り外しの逆の手順で行います。

新しいスプロケをチェーンにはめて、外した場所にはめこみます。
他の人のブログを見ていると、そのままなんてことないくはめ込めるような感じだったのですが、うちのようにまだ距離が浅いような車両の場合、チェーンの張りが強くチェーンの張りを一旦緩めてからスプロケをはめて、再びチェーンの張りを調整するという作業が必要でした。これが一番目の問題。この作業があるかないかで作業時間が倍くらいかかってくると思いますので要注意。とはいえ、チェーンの張りの調整も特殊な工具が要るわけではなく簡単にできます。その辺は写真撮り忘れたので「クロスカブ チェーン 調整」とかでググっていただければと。

さてここで2番目の問題が勃発。チェーンごとスプロケをはめて、プレート（留め具）をつけて、までできたのですが、プレート（留め具）のボルトがどうしても入っていかない。

なんでじゃい！と思って一旦スプロケを外してプレートを当ててボルト入れてみたら・・・なんと！！プレートが穴と合わない。セットでパッケージに入っているものが合わないってどういうことやねん！なんかやり方間違ってるのかなぁと思って、元々バイクについていたプレートを使ってみるとすんなり合いました。やっぱり不良品だったのかなぁ・・・ただAmazonのレビューを見ても他の人のブログを見てもそんなこと書いてる人いないんだよなぁ・・。

まぁ元々ついていたプレートを使えば問題なかったのでよしとしましょう。。

無事装着。完成です！

カバー類を付け直す

逆の手順でカバー類を付け直していきます。

はい、無事に完成です。

まとめ

• 15Tならスプロケのみの交換で足りる
• うちの場合はチェーンの調整が必要だった
• チェーンガイドも純正がギリギリ使用できる

作業自体はそれほど難しくありませんでした。

乗ってみた感想としては、「めっちゃいい！！」

なんでこれを標準採用にしないんだろうと思うくらい。加速も申し分ありません。めちゃくちゃ乗りやすくなるのでお勧めです。16Tにすると加速力不足を感じるというレビューもあるので、15Tで正解ですかね！