【キャンピングカー静音化】インバーターの冷却ファンを設定温度でオン/オフできるようにする

【キャンピングカー静音化】インバーターの冷却ファンを設定温度でオン/オフできるようにする

ボーダーバンクス購入してインバーター使うたびに気になっていたのがファンの音。気にしすぎと言われればそんなものなのかもしれないのですが、やはり気になる。できるだけAC100Vは使わずに過ごしていこうかと思うくらいですが、やはり車内でリモートワークする以上はAC100Vじゃないとちょっと難しい。ノートパソコンの電源はこれ

を使用することによりDC12Vから取得できているんですが、PC用の外部ディスプレイがDC12V対応のものがない。車用の小さいものならあるんだけど、24〜27インチとかはない。

そんなお悩みを抱えていましたが、ある日、電気周りをみているとインバーター本体のファンの音じゃないということに気づきます。インバーターに空気を送り込むためのファンがついていてそれがインバーターのスイッチと連動してONになっていました。インバーター本体にもファンはついていますがこちらは温度管理なのか使用電力管理なのかわかりませんが、PC周りのちまちました電力くらいではファンは回らない模様。

そういうことでしたら、
・ファン自体を静かなものに変える
・一定の温度に上がった時だけファンを回すようにする
という対応が考えられます。

というわけで二つともやってしまいましょう。

準備するもの

  • 冷却ファン
  • 温度コントローラー
  • 絶縁チューブ
  • ヒートガン

冷却ファン

12cmのものを用意しました。もともと付いていたやつよりカタログ数値上、少し静かだったのと風量を2段階で切り替えができたのでこれを選びました。(結果的には風量を強にするともともとついていたのと同じくらいの音が出流ので替えなくてもよかったかもしれません。ただコードを切った貼ったするので将来、現状復帰したい時用に元のファンは温存したいのでやっぱり別で買ってよかったかも。)

温度コントローラー

開始と停止の温度を設定できるものです。DC12V 用とAC100V用がありますが、今回購入したファンに合わせてDC12V用を購入しました。

絶縁チューブ

この変は車の電線処理ではあると便利です。圧着端子と絶縁チューブが最初からセットになっています。ヒートガンで温めると収縮してくれます。ついでに中から液が出てきて防水処理もしてくれます。(今回は車内設置なので防水はいらんけども。)はんだごてとかなくても圧着ペンチだけで結線できちゃいます。

ヒートガン

ヒートガンは自宅にあったものを使用しました。

作業工程

1.冷却ファンのネジを外す
2.電源ケーブルを切る
3.圧着端子で電源ケーブルと温度コントローラーを繋げる
4.繋げた部分をヒートガンで接続する
5.試運転して確認
6.車体に設置

冷却ファンのネジを外す

冷却ファンには網がねじ止めされていますが、このねじ穴を利用してキャンピングカーに取り付けるためいったん取り外します。

電源ケーブルを切

電源ケーブルの間に温度コントローラーを入れるので、ぶっつりと切ります。

イメージとしてはこんな感じ。

圧着端子で電源ケーブルと温度コントローラーを繋げる

電子工作します。

電源ケーブルと温度コントローラーのケーブルをむき出し圧着端子でつなぎます。両方通して圧着ペンチでかしめるだけ。かんたん。

こんな感じ。

初めての電子工作でしたがうまくできました。

繋げた部分をヒートガンで接続する

繋げた部分を圧縮し、ヒートガンで温めます。

絶縁チューブ販売サイトより

お借りした写真だとバーナーで炙ってますね。

試運転して確認

無事に繋げたところで試運転です。

運転開始温度と、運転停止温度をそれぞれ指定することができます。
実験して問題なく動くことをかくにんして完了。

(・・・とさらっと書いていますが、実際には最初にAmazonで買ったものが不良品で、もう一個買ったらそれも不良品で別の出品者から買ったらそれも不良品で4度目にして良品を掴むことができました。すごい打率。)

温度設定は真ん中の3つボタンで行えます。

車体に設置

キャンピングカーの長ソファー部分をめくり、ファン、温度コントローラーをそれぞれ設置。

右側にファン、真ん中に温度センサー、左側に温度コントローラーをそれぞれ設置しました。

冷却ファンは既存のネジより長めのものを準備し、カバーを締めながらそのまま板に打ち付けました。

温度センサーは他のケーブルに絡ませて、ズレないようにしてあります。

完成です!

では実際に動くところを見てみましょう。

35度で運転開始、30度で運転停止と設定してます。根拠はありません。35度くらいまでなら大丈夫かなぁって。不具合あれば設定温度は見直します。

無事動いてますね♪

まとめ

これで、冬の寒い時期でも無駄に冷却ファンを動かさずにすみ、静かな室内(いや車内か)で仕事をすることができます。

電子工作自体は難しいものではなかったので初めての私でも簡単にできました。

こちらが取り外した元々ついていた冷却ファンです。

一応、保存しておきます。